生き物についての質問にお答えするコーナーです。
今後、Q&Aの数を増やしていきます。
見出し:哺乳類
■イヌ
●習性・生態 Q 「お手」や「おあずけ」を覚えるイヌは人間の言葉を理解しているのですか?
A イヌは「お手」や「おあずけ」の意味を最初から知っているわけではありません。それはもちろんヒトも同じで、その言葉によって何をしたらよいかを覚えていくわけです。しかしヒトの場合はひとつの言葉(単語)を理解するだけでなく、それを組み合わせて自由に意思を伝え、あるいは伝えられることができるのです。それはイヌにはできません。だから「君がお手をするまでは、このおいしそうなドッグフードはおあずけだよ」と言われてもイヌには理解できないでしょう。では「お手」や「おあずけ」にはどのような意味があるのでしょうか。ここで飼い主が考えなければいけないことは「しつけ」や「訓練」と、「言うことを聞かせる」ことはちがうということです。たとえばドッグフードを前にしてお手をさせても、それはイヌがえさにつられて芸をしているにすぎません。「しつけ」は飼い主の意思にしたがって行動できるようにすることです。これによって散歩中にほかのイヌとのトラブルをさけたり、ヒトに向かってほえたり、かんだりする問題行動を起こさせないようにすることができます。またフリスビーをキャッチしたり、盲導犬や警察犬として活躍できるように教えることを「訓練」といい、生活の基本を教える「しつけ」と区別することができます。

■ハムスター、モルモット、マウス、シマリス
●飼いかた Q ケージの外に逃げてしまったら、どうしたらいいですか?
A ケージのそうじをするときなどに動物が逃げ出してしまうことがよくあります。どのようにしてつかまえるかはハムスター、モルモット、マウス、シマリスなどの種類によって異なりますし、飼い主にどの程度なれているかによっても異なります。このなかでマウスがもっともつかまえやすいようです。おとなしくて、手でつかんでもじっとしています。モルモットやハムスターもマウスに似ています。ただ家具やロッカーなどの裏に入ってしまうと、なかなか出てこなくて困ることもあります。このようなときにはケージをかくれている場所の近くに置き、入り口を開けておきましょう。そのときにケージは洗ったりせず、自分のにおいがわかるようにしたほうが効果的だと思われます。やっかいなのがシマリスです。こどものときから飼っていて、手乗りになっているものであれば問題はありません。しかしおとなのシマリスをもらってきたり、こどもでも手乗りにせずにケージから出さないで飼育しているときには、逃げ出すと活発に動き回るのでつかまえるにがたいへんです。つるつるしていなければかべの面でも走り回ってしまうほどです。追いつめて手でつかむとかまれることがあります。シマリスの歯はするどいので厚手の革(かわ)の手袋をしてからにしてください。またそのときにふさふさした尾をつかむと抜けてしまうので、けっして尾をつかんではいけません。抜けた尾はトカゲのようには生えてきません。そっと網(あみ)をかぶせてつかまえるのがいいでしょう。
見出し:鳥類
■鳥類全般
●その他 Q 学校でバードウイークにちなんだ行事を行いたいのですが、どのようなことをしたらいいでしょうか。何かよいアイデアはないでしょうか。
A バードウィークは5月10日から始まる1週間です。このころは野山が新緑にいろどられ、野鳥たちが子育てをする季節でもあります。バードウィークは1947年から始まったバードデー(4月10日)を、野鳥の繁殖期(はんしょくき)や夏鳥の渡来期(とらいき)に合わせてひと月おくらせて、1週間に期間をのばしたものです。最初のバードウィークは1950年に始まりました。野鳥が人々の生活のなかで、どのような役割を果しているかを経済面、文化面などから紹介して、野鳥保護思想を広めるのが目的でした。今私たちは野鳥だけを自然から取り出して見るのではなく、野鳥を通して背景にある身近な自然環境を知ることが必要なのではないでしょうか。さてそれでは具体的なアイデアをいくつか紹介しましょう。

(1)学校周辺の野鳥マップ
野鳥観察の第一歩は「見つける」ことです。そして図鑑やCD-ROMなどを使って「見分ける」が次のステップです。そして何をしていたかなど細かく観察する「見きわめる」に行きつきます。この3段階が野鳥観察の基本です。身近な自然環境を知るためにはこの基本をもとに、グループに分かれて学校周辺にどのような種類の野鳥がいたか、いた環境はどのような場所だったか、何をしていたか、などを調べて地図に書き入れてみるのもいいでしょう。

(2)ツバメマップ
ちょうどバードウィークのころはツバメが子育てをしている時期です。学校周辺や近くの商店街など、場所を決めて毎年同じ地域のツバメの巣を調べることにより、年による巣の数の変動、巣の場所の変化、ヒナの数の変化などを調べてみるのもおもしろいテーマではないでしょうか。5月10日から調べ始めて、みんなが見ることのできるろう下などに大きな白地図をはり、結果をそれぞれが記入していって16日に完成させる。またインターネットを使って、ほかの学校などと調査の結果を交換してはいかがでしょうか。
■ニワトリ
●利用 Q 飼っているニワトリの生んだ卵を食べようと思っていますが、何か市販の卵とちがって気をつけたほうがいいことがありますか?
A 自宅で飼育しているニワトリであれば、生んですぐにとれば新鮮で食べることができます。学校などで飼育しているものについては、飼育している状態によって注意するポイントが異なります。まずオスとメスをいっしょにすることもあるので、生んですぐに採集したもの以外は食べないほうがいいでしょう。広い場所で飼育しているものは、いつ生んだかわからないこともあります。古い卵はサルモネラ菌(食中毒をおこす菌)に汚染されていることもあるので食べるのはよしましょう。いずれにせよ基本は新鮮なものであれば食べてもだいじょうぶだということです。
見出し:爬虫類
■カメ
●その他 Q カメは一万年生きるといわれますが、それはたとえだと思います。実際はどのくらい生きるのでしょうか。
A 「ツルは千年、カメは万年」というのは中国の故事から長生きする動物のたとえとして使われることわざです。実際にはツルもカメもそんなには長生きしません。ツルの長寿記録は30年ぐらいです。カメの長寿記録は58年というものがあります。これは動物園で飼育されていた北アメリカにすむワニガメでした。「カメはどのくらい生きるか?」という質問には平均寿命のことと長寿記録のことを意味する場合があります。長寿記録は飼育下などでもっとも長生きした記録のことです。平均寿命というのは生まれた動物のこどもが何年生きたかの平均で、野生の動物はきわめて短いようですし、ちゃんと調べられていないことのほうが多いようです。しかし、質問された方の本意はこのどちらの意味でもないと思います。つまり「イシガメのこども(ゼニガメ)を買ってきて、飼育したら10年ぐらい生きていたのは長生きしたほうか、あるいは短かかったのか?」ということなのではないでしょうか。長寿記録は特殊すぎますし、平均寿命はこどものときに死ぬものが多いので、実感より短すぎるきらいがあります。
見出し:両生類
見出し:魚類
■魚類全般
●飼いかた Q 魚を飼育していますが、停電になったときにはどうしたらよいでしょう。
A 最近は停電することが少なくなりましたが、つい最近もジェット戦闘機がつい落して広範囲で停電したことがありました。またエアコンなどの電化製品を使いすぎてブレーカーが下りて停電状態になることもあります。ブレーカーが下りてしまったら元にもどせばいいわけですが、停電のときは困ります。魚を飼育するのに関係している電気製品はろ過装置、エアーポンプ、ヒーター、照明装置などです。照明装置は短期間であればなくてもかまいません。ヒーターは冬などであれば必要ですが、短時間であればそのままでもだいじょうぶでしょう。しかし急激に水温が下がるようでしたらお湯を足して水温を維持する必要があります。いちばんやっかいなのがエアーレーションです。水そうの大きさに比べて魚の数が多いときには死んでしまうことがあるので、手動でエアーレーションをしてやりましょう。水そうの水を2リットルの空ペットボトルに八分目ほど入れ、それを思い切りふって水の中に空気を溶け込ませます。それを水そうにもどしてやりましょう。
見出し:昆虫
■昆虫全般
●えさ・水 Q こどもが昆虫の幼虫をつかまえてきました。どのようなえさをやったらよいでしょうか?
A まず何の幼虫かを知る必要があります。コオロギ類、キリギリス類、バッタ類、カマキリ類、カメムシ類、ウンカ類など不完全変態をする昆虫の幼虫は成虫に似ているので、種類まではわからなくともグループはわかります。やっかいなのはチョウ・ガ類、甲虫類の幼虫です。チョウ・ガ類の場合は、幼虫のいた植物を採取してきてあたえます。だいたいの場所しかわからない場合は、その周辺の葉を採集して幼虫の近くに置くと、幼虫は自分で食草をさがします。甲虫類の幼虫は朽ち木や植物の根、落ち葉など種類を選ばないものが多いので昆虫マットなどで飼うことができる場合があります。いずれにせよ、飼育が目的で昆虫の幼虫を採集するときには、何を食べているかをよく観察してからにすることです。
見出し:節足動物(昆虫以外)
見出し:軟体動物
見出し:腔腸動物
見出し:生き物全般

マルチメディア図鑑のページへジャンプ
アストロアーツのホームページへジャンプ

Copyright (C) AstroArts Inc. All Rights Reserved